Interpretation / Mides

ジャズ、R＆B、ヒップホップ、DUB、ラテン、ベースミュージック――ジャンルを横断し、独自のバランス感覚で再構築されたポップスがここにある。古今東西の音楽を自在にミックスし、ビートでつなぐ3人組ブレイクビーツバンド“Mides”が本格始動。名刺代わりのファーストEPには、オリジナル1曲に加え、先人たちへのリスペクトを込めたカバーを多数収録。原曲の魅力を残しつつ、今の感覚で響かせる意欲作となっている。あらゆる音楽を自在に行き来する彼らのセンスが詰まった、第一歩にして注目の1枚。本作はオリジナル1曲+カバー数曲で構成された、名刺代わりの1枚。誰もが耳にしたことのあるスタンダードナンバーを、原曲の輪郭をいい意味で裏切るアレンジで再提示。イントロでは一瞬その曲とは気づかないが、核心にあるメロディと歌詞の力があざやかに浮かび上がる。オリジナル曲は、爽やかなブラジルテイストとブレイクビーツを融合させたナンバー。シンプルな日本語詞が曲のセンスと美学を際立たせ、Midesというバンドの方向性と魅力を明確に示している。ジャンルを横断しながら、ポップとして成立させるセンスに満ちた注目作。 (C)RS JAN:4526180733591