マーラー:大地の歌(ピアノ伴奏版) / ゲルハーヘル(クリスティアン)
イントロダクション
マーラー「大地の歌」のピアノ伴奏版は、1987年に発見されて世界的に注目され、1989年にマーラー全集の1冊として出版されてから広く取り上げられるようになりました。これは管弦楽伴奏版のためのスケッチや、ヴォーカルスコアとしての副産物ではなく、独立した作品として構想された作品と考えられ、歌曲のようにより緻密で精妙な表現力が要求される形式といえましょう。そうしたマーラーの「歌の世界」を十全に表現したゲルハーヘルの歌唱は、一つ一つの言葉に込められたニュアンスまでが美しく立ち上がる明晰さが持ち味。細かな情景描写の背後に人物の心情を謳った「大地の歌」のテキストに相応しいものです(ケント・ナガノ/モントリオール響との2008年録音以来2度目、ピアノ伴奏版では初)。テノールは、ポーランド生まれのピョートル・ベチャワ。近年ではワーグナー「ローエングリン」も含むドラマティックな役を中心に歌っており、ここでも軽やかな美声で麗しく感情豊かに歌い上げています。曲想を抉るゲロルト・フーバーのピアノも聴きもの。 (C)RS JAN:4547366615524
詳細情報
- 記番
- SICC2243
- レンタル開始日
- 2024年05月25日
- 在庫枚数
- 4枚
- 1位登録者
- 0人
- 2位登録者
- 0人
- 曲目
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1. 大地の歌 (ピアノ伴奏版) 高声および中声とピアノのための 第1楽章 現生の愁いを歌う酒歌 (李白による) 荒々しく情熱的に (8分13秒)
2. 大地の歌 (ピアノ伴奏版) 高声および中声とピアノのための 第2楽章 秋に寂しき人男 (銭起による) 忍び寄るように 疲れた表情で (9分27秒)
3. 大地の歌 (ピアノ伴奏版) 高声および中声とピアノのための 第3楽章 陶磁の四阿 (李白による) 軽く 幻想的に (2分54秒)
4. 大地の歌 (ピアノ伴奏版) 高声および中声とピアノのための 第4楽章 ほとりにて (李白による) 気楽に (6分45秒)
5. 大地の歌 (ピアノ伴奏版) 高声および中声とピアノのための 第5楽章 春の酔客 (李白による) 大胆な表現で 嘲笑気味に 速すぎずに (4分43秒)
6. 大地の歌 (ピアノ伴奏版) 高声および中声とピアノのための 第6楽章 告別 (孟浩然、および王維による) 重々しく (27分19秒)


