Champions / ブラックフィッシュ
イントロダクション
彼らは別に深く考えている訳でない。ただ本能の赴くままに音楽をやりたいだけだ。ブチ切れた狂気の果てから爆発させるツインボーカル、破滅的な不協和音攻めのツインギター、これまでかと言うほどにブリブリと鳴り響く野太いベース、重機を引きずっているかのごとく重圧なドラミング。イギリスはバーミングハム出身の4ピースツインボーカルのハードコア・パンクのBlakfish。いや、これはハードコア・パンクなんて一つのコトバで簡単に片づけられない。曲の節々から飛び出るカオティック系に影響を受けたフレーズ。ほとばしる怒りのエネルギーを中和するためなのか、ビルを吹き飛ばさん勢いの演奏の中から突如現れる爽やかな歌は今までと同じ連中なのか疑いたくなるほど綺麗である。そうやって狂暴性の中にも計算された冷静さをチラつかせるところがなんともオイシイ。
そしてM−2やM−4のタイトルを見てわかるが、別に音楽に大きなメッセージを込めているわけでもない。アルバムのタイトルも深夜のテンションからの思いつきだとか。バンド結成の推移を聞いても毎回話が違い、バンド名の由来も当然ながら毎回違う。不真面目なんだか単に「深く考えない」というポリシーを貫いているだけなのか、ただ言えるのはそれらすべてが彼らの音楽を形作っているという事だ。
SikTh, The Dillinger Escape Plan, Converge, The Refused, Daughters, Give Up The Ghostなどのカオティック系のマス・コアやハードコア・パンク、または単にクレイジーな音楽を求めているリスナーにはマストである。首が取れて転がりだすまで頭を触れ!
詳細情報
- 記番
- ZNR85
- レンタル開始日
- 2010年03月24日
- 在庫枚数
- 4枚
- 1位登録者
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- 2位登録者
- 0人


