ALBUM / ガールズ

カルト教団で育ったことがクリストファー・オウエンス（歌詞とメロディ）のソングライティングにたとえ大きな影響を与えていたとしても、そんなバックグラウンドに惑わされずに、まずはあまりにも甘美なメロディに耳を傾けたい。オウエンスは稀代のメロディ・メイカーとして後々まで記憶されることになるだろう。現在、米英で大きな注目を集めている男性デュオ、ガールズ。教団を逃げ出した後、テキサス州アマリロのパンク・シーンでドラッグ漬けの日々を送っていたオウエンスが、サンフランシスコでＪＲホワイト（プロダクションとスタジオ・ワーク）と出会い結成。その彼らのデビュー・アルバムは、まさにローファイ仕立てのカリフォルニア・ドリーム。ビーチ・ボーイズ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ラモーンズ、クランプス、ジーザス＆メリー・チェイン……さまざまなロックンロールの亡霊たちが浮かんでは消えながら、ノイズ交じりにカリフォルニアの光（聖）と影（邪）を描き出す。　（山口智男）
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本作品には以下タイトルは収録されておりません。
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【未収録タイトル】
13 ソリチュード (日本盤ボーナス・トラック) 3分26秒
14 オー・ボーイ (日本盤ボーナス・トラック) 2分40秒
15 ライフ・イン・サンフランシスコ (日本盤ボーナス・トラック) 2分18秒
16 この世の果てまで (日本盤ボーナス・トラック) 3分36秒